ハッチ後1週間経過ということで、そろそろ給餌開始です。
給餌開始に伴い、今後は毎日決まった時間に、水換え・清掃・給餌・水換というルーチンを行い、生育環境に慣れてもらうようにしてもらってます。
一つの例として、給餌の際に、餌の容器を叩いて音を出すのを繰り返していると、音がすると給餌と学んでくれて、頭を上げ、集まってくるようになります。こうなると、食事のペースも徐々に上がってきます。
ある程度緩いかたちでも飼育ルーチンを決めると、生体側も日々の生活が想定内に収まってくるようで、安定するようです。
植物も決まった時間に散水・葉水をすることで、ストレスを抑えることができるといいますので、飼育者の生活スタイルに合わせた形で、亀たちも
メンテのルーチンを定型化することは、生体の状態維持に、地味ですがかなり効果があると、自分の経験では感じています。
春から秋の間は冬季と異なり、屋外に放し飼いとなりますが、こういった給餌方法を行っているせいか、給餌予定時間になると給餌予定場所に皆どこからともなく、わらわら集まってきますし、甲羅干しや寝ている個体たちも、音をだすと、ダッシュして集まってきます。
今月初めのブリーダーズイベントの影響でしょうか。生体への問い合わせを少しずついただいております。
今年ハッチした幼亀の撮影をしてみました。
下記の写真は加工処理しています。実物はもっともっと黒くて黄色は肉眼では多いとはあまり思えない程度です。誤解ないようお願いします。
幼亀の甲羅は皆様の一番興味のあるところと思いますが、デジカメで撮影し、画像にデジタル処理を施すと、将来発するであろう黄色のバンドが浮かび上がるのが経験上わかってきたので、あえて画像を加工したものを載せてみました。
確実に将来でますよと断言はできませんが、そんなに外さないと経験上はいえますので、選択時の参考としては有効と思います。
種親の雌が細めの黄色いバンドが細かく入るタイプなので、その特徴はある程度受け継いでいるようです。
来月は東レプ、年明けJRSとイベント目白おしですね。
54年ぶりの降雪ということで、管理部屋の温度を再確認した。
さすがに屋外が一桁に下がると、部屋もいつもより4~5度は下がる。今朝6時の時点で管理部屋の気温が20~21度、稚亀のストックケースの中が28度程度だったので、加温した。
このような気温だと、数日間でもほんの数度維持温度が下がったりするだけで、食欲に影響がでて、その後の育成に響く。
稚亀たちの様子だが、先にハッチしたほうは、現状ほぼ毎日排泄が確認でき、今のところ順調。
先日ハッチしたグループも、まだ食事は摂らないが、動き自体は大変よく、ハッチしたてで、甲羅に黄色が確認できた。